近年では健康志向の高まりにより、売れる本の特徴として「医療関連」が挙げられます。ここでは、その医療のプロフェッショナルである医師が出版をするべき理由とメリット、多忙な医師でも出版を実現できる「出版ブランディング」についてご紹介していきます。
コンテンツマーケティングを戦略的に行い、クライアントの課題解決・集客支援を実現してきたZenken。
今回はZenkenの富裕層メディア調査チームが、富裕層のビジネスやライフスタイルについて調査。出版を軸に富裕層向けサービスを展開するサンライズパブリッシング株式会社取材協力のもと、記事を作成しています。
医師が出版をすべき理由、そのひとつが集客・集患効果です。今はインターネットの普及から、健康を題材としたWEBサイトも注目されていますが、そういったサイトに監修として名前を載せるよりも、本を出版したほうが断然集客効果は期待できるのです。
なぜ本のほうが集客効果が高いのか、それはWEBサイトよりもハードルが高いことが挙げられます。WEBサイトの立ち上げは誰でも行うことができるため、ハードルについてはあまり考える必要がありません。しかし、本を出版するには1から企画を考え、章立てをし、執筆・校正を行い、出版社を通して販売する必要があります。本を出したいという医療関係者すべてが出版できるワケではなく、一部の限られた医療関係者しか出版はできないのです。
このハードルの高さゆえに、書店に本が並んでいるというだけで、世間一般の人々は「この医師は信頼できる」と感じるようになります。本を出している=その道の専門家として認識され、社会的信頼度がアップするのです。そして、その本を手に取って内容に賛同してくれた人が患者として来院したり、口コミで評判が広がっていく可能性も高くなるでしょう。これが、医師が出版すべき理由のひとつめとなります。
医師が商業出版をし、書店に本が並ぶことの大きなメリット。そのひとつが自院のブランディングです。クリニックにおけるブランディングとは、自院の強みや専門性をアピールし、他院と差別化することを意味します。
多くのクリニックは「内科」「外科」「歯科」「形成外科」「産婦人科」といった診療科目でしか見られず、なかなかその専門性までチェックして選んでもらえることは少ないものです。しかし、自身が専門とする分野について記した本を出版すればどうでしょうか?本が出版されて書店に並び、健康ジャンルのコーナーなどに置かれるようになれば、おのずとその分野の専門家として見られるようになります。本を読んだ人はもちろん、タイトルや目次を見ただけの人からも「この医師は、こういった分野が専門なのか」と認識され、それがブランディングにつながっていくと考えられます。
得意とする専門分野がある、それを活かした診療をしたいと考えている医師は、本を出してみる価値があると言えるでしょう。
医師として伝えたいことを、1人1人の患者に深く理解してもらうことは難しいものです。いくらホームページに長々と自分の考えを記したところで、興味を持って最後まで閲覧してくれる人はほんの一握りでしょう。このように、本当に伝えたいことを多くの人に伝えることができず、苦々しい思いをしている医師も少なくないと思います。また、限られた診療時間の中で患者にすべての情報を伝え、完全に理解してもらうことも不可能に近いと考えられます。
こうしたジレンマや葛藤を解消できるツールが書籍です。書籍であればホームページよりも圧倒的な情報量で、伝えたい内容を読者に届けることができます。ホームページに比べると情報量は制限されますが、いくらでも情報を掲載できるホームページよりも内容が厳選され、分かりやすく情報を伝えられる可能性が高まるでしょう。
本には、医師ならではの情報を読者に届けられるという特徴もあります。一般の人にはまだ知られていないとっておきの健康情報、これからの医療や治療法、独自で実践している健康法などについても自由に記すことが可能です。
とくに最新の医療については、一般の人が簡単に情報を得ることは難しくなっています。病院でいきなり説明され、困惑する患者もいるかもしれません。そんな不安を払拭するためにも書籍は有効であり、「本が出ている」というだけでその治療法への信頼性も高まります。つまり、本を読んだ人に安心感を与えることができるのです。医療の専門家である医師が書いた本は多くの人の興味を引くため、ヒット作になればより多くの人に情報と安心感を届けることができるでしょう。
また、短い診療時間内ですべての情報を説明するのは難しいですが、書籍であれば時間や情報量を気にすることなく、内容を丁寧に説明できます。それを読んだ患者がある程度知識をつけた状態で来院してくれれば、診療の効率アップにもつながると考えられるでしょう。
歯科医師が本を出すべき
本当の理由とは?
出版するメリットを紹介
病院やクリニックは、「広告」を打つのが非常に難しい業種です。とくに医療広告は一般の広告に比べると規制が多く、基本的にはクリニック名ぐらいしか出せないイメージ広告になってしまうのです。
しかし、本を出版すれば新聞に広告を出すことができます。クリニックの広告ではなく、あくまでも書籍の広告となりますが、タイトルに治療法やクリニック名を入れることで、多くの人に断片的ですが情報を見てもらうことができます。もちろん、医療そのものについての内容に触れることはできませんが、病院やクリニックの広告では規制されてしまうような範囲までアプローチできるようになるのです。広告を見て興味を持った人が、本を購入してくれる可能性も高まります。
出せる情報の少ない一般的な広告で、他クリニックと差別化するのは難しいものです。一般広告では内科・耳鼻科などとしか書かれていないため、普通の人にはクリニックの違いや専門性が分からず、ただ「家から近いだけ」「診療時間が長いだけ」で選んでしまうことになります。
しかし、本を出版して自院の専門性・強みについて説明・アピールできればどうでしょう。患者の悩みにピッタリ合う治療法を提供していることが分かれば、たとえ遠方のクリニックであっても患者は足を運ぶのではないでしょうか。近くに同じ診療科目を持つクリニックがあったとしても、です。
全国の書店に本を並べ、広告を出すといったプロモーションを行うためには、基本的に商業出版をすることとなります。商業出版を実現するには、まず企画書を作成して出版社に売り込むことからスタート。無事に企画が通って出版社が決まったら、編集者と内容や構成を考え、執筆に移るという流れです。
しかし、1冊の本を完成させるには8~10万文字程度が必要となり、相当な時間がかかります。とくに専門性の高い医療分野においては、誰が読んでも分かりやすいように執筆しなければなりません。これを本業と並行して行い、出版社が指定する締め切りまでに完成させるのは、かなりの労力と言えるでしょう。
そこで役立つのが、出版ブランディングというサービスです。これは、企画から執筆、出版、プロモーションまですべての作業をプロが代行してくれるというもの。インタビューを受けてあなたの知識やノウハウを話すだけで、原稿がなくても1冊の本を完成させることができるのです。医師の中でも、この出版ブランディングを活用して本を出し、ヒット作となった人が多く見られます。健康への注目度が高い今が、出版のチャンスかもしれません。
富裕層をターゲットにした出版ブランディングサービスを行う出版社。2015年創業以来、100を超えるタイトルの刊行・プロデュースを行っています(2022年4月時点)。
今回のテーマである「医者こそ出版すべき理由」をズバリ、サンライズパブリッシングに伺ってみました。
まず考えられるのは、出版することで専門家としての権威性が得られるということ。
例えば、白衣を着ている方や警察官のような格好をしている方、パイロットのような格好をしている方に対し、服装などの表面的な特徴だけでその人自身の評価が上がる心理効果をポジティブハロー効果と言われています。
こうしたハロー効果が「出版」によってもたらされているのではないかと考えられます。
また、権威性が高まり認知度が上がることで、患者さんが集まりやすくなる=集客につながると考えられます
これは患者さんに限ったことではなく、「専門性の高い先生のところで学んで研鑽したい」という優秀なスタッフが集まってくることも大きいメリットでしょう。
患者さんが増える、優秀なスタッフが増える、つまりは診察できる患者さんの絶対数が上がる。つまりは、クリニック規模の拡大につながるのです。
ではなぜ「出版」がよいとわれるのか、という点においては「希少性」ではないかと考えられます。例えば、誰でも始めやすいブランディングとしてYoutubeがあります。Youtubeは誰でも始めやすい一方で、Youtubeで有名になる、差別化するのは今や至難の業です。
出版はその点、「出版社が認めて出版した人」という希少性や権威性が出るため、他者との差別化として認識されやすいのではないかと考えられます。
出版は一見難しいと考えられがちですが、専門性のある医師であればさほど難しいことではないのです。
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【取材協力】サンライズパブリッシング株式会社
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