1,000万円というお金は決して安いものではありません。状況が不安定な現代においては「使わずにとっておきたい」という思いも脳裏をよぎりますが、世の富裕層やお金持ちが成功しているのは、こういったお金を積極的に使っているからに他なりません。ここでは、令和という時代に合わせた1,000万円の使い道について、いくつかご紹介していこうと思います。
コンテンツマーケティングを戦略的に行い、クライアントの課題解決・集客支援を実現してきたZenken。
今回はZenkenの富裕層メディア調査チームが、富裕層のビジネスやライフスタイルについて調査。出版を軸に富裕層向けサービスを展開するサンライズパブリッシング株式会社取材協力のもと、記事を作成しています。
自由になるお金が1,000万円ある場合、「自身が叶えたかった夢を実現する」というのもひとつの選択肢でしょう。人それぞれ思い描く夢は異なりますが、お金で解決できるものであれば、1,000万円で多くの夢を叶えられるのではないでしょうか。
まず、ブランド品・腕時計・骨董品・ジュエリー・車・小型クルーザーなど、ずっと憧れていたアイテムを購入するのも良いでしょう。憧れの逸品を手に入れることで心が満たされたり、ライフスタイルが変化したり、自分に自信を持てるようにもなるかもしれません。
また、1,000万円で理想の家を建てるのは難しいですが、リフォームなら十分に可能です。理想のインテリアに改装したり、リノベーションで大胆に間取りを変えるのも満足度が高いでしょう。購入に1,000万円をあてるなら、新築戸建てやマンションも良いですが、別荘を検討してみるのもおすすめです。自宅の他に別荘を持つことで、オフタイムをより充実させられるのではないでしょうか。
良い使い道が浮かばない、将来に備えて貯めておきたいという場合、貯金しておくのもひとつの手段です。しかし、今の日本において1,000万円をただ貯金するというのは、あまり賢い選択肢とは言えません。
現在の日本における銀行の金利は、ゆうちょ銀行を例に挙げると普通預金で0.001%、定期預金で0.002%。1年間定期預金に1,000万円を預けても、200円程度しか利子がつかないという計算です。つまり、今の日本では貯金だけで資産を形成することは難しいのです。
また、インフレが起こることによりお金の価値が下がるリスクも考えられます。インフレの時代において、もっとも弱い資産が現金です。インフレ率が2%の場合、1,000万円の貯金は10年後に820万円へとダウン。現金の価値はどんどん下がっていってしまうのです。こうしたリスクを回避するためにも、貯金のほかに有効な使い道を考えたほうが良いでしょう。
資産1,000万円の使い道に悩み、ただ何となく使ってしまったり、ノープランで貯金をしておくくらいなら、投資してさらに増やすことを視野に入れてみましょう。いわゆる資産運用です。
資産運用では、元本の大きさがポイントとなります。投資先が同じであったとしても、元本が大きいほうが大幅な利益を得やすくなるのです。その点で、1,000万円は資産運用において十分な元本であると言えるでしょう。
たとえばある株式を1,000万円購入し、その株価が1年後に2倍になったとします。すると、あなたの資産は単純計算で2倍の2,000万円となります。ただ、この例だと運用利回り50%と現実的ではありません。そこで、日経平均株価を参考に割り出した利回り4%で計算してみましょう。1,000万円の半分である500万円を投資した場合、1年後のリターンは20万円になります。普通貯金の金利は0.001%ですから、ただ貯金しておくよりもだいぶ意味を持つのではないでしょうか。
資産投資にはさまざまな種類がありますが、以下に1,000万円の元本があるからこそ考えられる投資法をご紹介します。
ヘッジファンドとは、資産を預けて投資のプロフェッショナルに運用してもらう方法です。ヘッジとは「避ける」という意味、ファンドとは、お金を投資家から集めて運用益を分配することを指します。つまり、ヘッジファンドとはプロに委託することで投資のリスクを減らしつつ、資産を増やす方法なのです。ヘッジファンドには安定性がありますが出資額が高額となるため、主に富裕層からの人気が高くなっています。
もちろん投資は個人でも行うことができます。しかし、1,000万円クラスの資産運用を個人で行うのはなかなか難しく、運用に失敗して大損をするというリスクも捨てきれません。とくに、投資に関して詳しくない場合はなおさらです。
ヘッジファンドでは、投資家から集めたお金を複数の投資先に分散投資するのが特徴。ファンドにもよりますが、ヘッジファンドに投資するだけである程度のリスクを分散できるのがメリットです。リスクを最小限に抑えつつ、1,000万円をうまく運用していくためには、常に億単位の運用を行っているプロの手を借りるのが一番かもしれません。
多くの富裕層が行っている、高額資産運用の代表ともいえるのが不動産投資です。「1,000万円で不動産を購入するのは難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、中古の戸建て・マンションであれば1,000万円以内で購入可能な物件も多く見られます。
不動産投資は購入した金額よりも高値で売却し、その差額を利益とするシステム。価格が上がりそうな物件や環境を見極めたり、内装をリノベーション・リフォームして価値を高めるなど、利益を出すにはさまざまな手段があります。買って売るだけですから簡単そうに思えますが、良い物件を見極めるにはそれなりの知識と経験が必要です。もし1人では不安…という場合は、専門の不動産投資コンサルタントやファイナンシャルプランナーに相談してみると良いでしょう。
不動産投資の場合は、売却しなくても利益を出すことができます。それは、購入した不動産を賃貸物件として貸し出し、家賃収入を得る方法です。現役時代であれば副収入になりますし、リタイヤ後も安定した家賃収入を得ることができ、豊かな生活を送れる可能性が高まります。もちろん賃貸物件にせず自分で住むこともできますし、オフィスや店舗に改装して利用することも可能。状況に応じて自由に使い道を変えられるこのスタイルは、他の投資方法にはない不動産投資ならではのメリットと言えるでしょう。
また、不動産投資は税金対策としても有効。不動産投資で出てしまった赤字は、給与所得などから差し引くことができるのです(損益通算)。この損益通算を使えば、所得税の支払い対象金額が赤字の分だけ低くなり、節税効果が高まるという仕組みです。
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1,000万円あれば、自分の本を出版することもできます。なかには、「いつか自分の本を出してみたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に向けた、富裕層向け・完全オーダーメイドの出版ブランディングというサービスが存在します。「自費出版に1,000万円は高いのではないか」と思われるかもしれませんが、出版ブランディングで出される本はすべて商業出版。つまり、全国の書店に配本されるということです。本が売れれば印税収入も期待できます。
この出版ブランディングの特徴は「完全オーダーメイド」であり、出版の企画・取材・執筆・デザイン・出版社探し・プロモーションまでワンストップで依頼できること。著者であるあなたは高級ホテルのラウンジで取材を受け、本にしたい内容を話すだけで良いのです。あとは、出版に精通したプロデューサーやブックライターが1冊の本に仕立て、書店でのプロモーションまで行ってくれるというサービスです。これまでの人生や考え方、持っているノウハウを本にすることは、経営している会社はもちろん自分自身のブランディングにもつながるでしょう。
【取材協力】サンライズパブリッシング株式会社
あなたの思考や、ノウハウ、これまで培ってきた経験を世の中にアウトプットしてセルフブランディングをする、世の中に価値を示して自分自身を高めることこそ一流になるべき方に必要な要素です。
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